2025(令和7)年第3回我孫子市議会定例会 市政一般報告
- 市制施行55周年記念事業
- 内水浸水想定区域図の作成
- 消防団の組織改正
- 介護医療院の開設
- 県外医療機関での受給券適用の拡大
- 湖北小学校体育館再建事業
- 学校におけるICTの効果的な活用
- 校内教育支援センターの設置
- 中学校の休日部活動地域展開事業
- 農産物直売所アンテナショップ跡地の活用
- 手賀沼花火大会
- あびこカッパまつり
- 新産業まつり
- ふれあいキャンプ場の冬季利用
- ジャパンバードフェスティバルと鳥の体験型装置設置事業クラウドファンディング
- 鉄道の輸送力と利便性向上
- 地域公共交通計画の策定
- 布佐ルート実証運行バス
- 道路の整備・改良
- 水道料金の改定
- 資源化施設整備事業
- 五本松運動広場の整備
- 手賀沼エコマラソン
- 手賀沼チームラン・キッズランうなきちカップ
- ミニ移動図書館めるへん号導入事業
- 平和事業
- シティプロモーションの推進
- 地域コミュニティ活性化の推進
- 市役所の窓口開庁時間の短縮
市制施行55周年記念事業
7月1日にけやきプラザふれあいホールで記念式典を開催しました。司会進行は、中学生の時に広島、長崎に派遣され、現在は平和事業推進市民会議委員の大学生2名が務めました。オープニングでは、湖北台西小学校、湖北台中学校卒業のソプラノ歌手・吉田真澄さんに「あびこ市民の歌」など4曲を披露していただきました。式典では、ふるさと大使のナイツ・塙宣之さん、サッカー日本代表の中村敬斗さんに、市民文化スポーツ栄誉章の楯と花束を贈呈するとともに、手賀沼のうなきちさんから、うなきちさんのぬいぐるみをプレゼントしました。
また、青木前副市長、倉部前教育長をはじめとする自治功労、教育文化功労など8功労の代表者へ表彰状を授与するとともに、市政功労者の皆様の氏名をスライド上映し、長年にわたるご尽力に敬意を表しました。
さらに、当日、塙さんは、ご自身のラジオ番組に我孫子南近隣センターホールからリモート出演し、中村さんは、式典前に母校の我孫子中学校をサプライズ訪問するなど、55周年の記念の日に大きな華を添えてくださいました。
中村さんの母校凱旋では、中村さんの突然の登場に、会場は生徒約800名の大歓声に包まれました。質問コーナーや校歌斉唱で中村さんと親睦を深めた生徒たちは、涙があふれるくらい感動したことや、退場時にハイタッチした手が温かかったと感想を話していました。また、中村さんは、「生徒たちが喜んでくれて心の底からうれしかった」、「みんなとハイタッチしながら触れ合うことでエネルギーをもらえた」と笑顔で振り返りました。
次は、ミニ鉄道のトンネル壁画制作です。
市内在住の著名なアーティストである堀隼人さんに制作を依頼し、6月30日に完了しました。
市の花であるツツジがたくさんのハートと共に描かれ、明るいトンネルへと生まれ変わりました。トンネルの内側部分も制作いただきましたので、ぜひ手賀沼公園ミニ鉄道をご利用ください。
次は、55周年記念ロゴマークを活用した「あびすい」とマンホールカードの配布です。
55周年記念ロゴマークのデザインを基に制作した「あびすい」を市制施行日の7月1日に合わせて市内小中学校の児童・生徒に配布したほか、同デザインで制作した消火栓用鉄蓋を市内10か所に設置しました。本来、消火栓用鉄蓋はマンホールではありませんが、マンホールカードを発行している下水道広報プラットホームの了承を得て、4,000枚の制作が実現しました。カードは8月4日からアビシルベで配布し、好評につき、およそ1週間で予定していた枚数の配布を終了しました。
次は、内山春雄さんのバードカービング展示・講演です。
鳥の博物館では、市制施行55周年・鳥の博物館開館35周年を記念し、特別展示「ハワイミツスイを彫る 内山春雄のバードカービングの可能性」を開催します。ハワイで独自の進化を遂げた鳥「ハワイミツスイ」を、バードカービングの第一人者である内山春雄さんが巧みな技術で表現します。期間は、10月18日から11月5日までで、一部の日程を除き、内山さんのバードカービングの実演も観覧いただけます。また、10月26日には、内山さんによる講演会を開催します。
次は、白樺文学館特別展「『暗夜行路』の軌跡」です。
白樺文学館では、令和6年度に市内の個人宅で見つかった、志賀直哉が書いた『暗夜行路』の草稿を中心に、10月31日から令和8年3月1日まで特別展「『暗夜行路』の軌跡」を開催します。展示では、メインとなる『暗夜行路』の草稿と本編との関係を明らかにするとともに、我孫子と志賀直哉の関係や、草稿を所有していた小熊太郎吉さんがどのような人物であったかを検証します。また、小熊太郎吉さんが杉村楚人冠と交流があり、「はくせい屋」として鳥の剥製を制作していたことから、杉村楚人冠記念館・鳥の博物館とも連携した展示を行い、55周年記念事業として盛り上げていきます。
次は、白樺芸術祭です。
実行委員会で内容の検討を重ね、11月15日から12月28日の期間で開催することを決定しました。
期間中は、本城直季さんの写真展や、若いアーティストによるアート作品の展示、白樺派の文人にまつわるガイドツアーなどを行う予定です。11月30日には、アビシルベ、けやきプラザを中心に、トークショーやライブイベントなどの開催を予定しています。
55周年を記念した新しい取り組みである白樺芸術祭が賑やかな開催となるよう、引き続き実行委員会で準備を進めます。
55周年の締めくくりには、スカイランタンイベントを実施します。中央学院大学と連携し、12月20日に手賀沼親水広場で実施できるよう調整を進めています。
今後も、12月末まで市内各所で実施される協賛事業などの関連イベントを広報やホームページ、SNSなど、さまざまな形で広くPRし、市民の皆様とともに市制55周年を盛り上げていきます。
内水浸水想定区域図の作成
気候変動に伴い、想定を超える浸水被害が全国的に多発していることから、水害リスク情報の空白地域を解消するための「内水浸水想定区域図」を、9月1日に広報、ホームページで公表しました。
この区域図は、想定し得る最大規模の降雨である、1時間当たり153ミリメートルに対し、地形や排水能力などを考慮して、想定される浸水の深さや範囲を示したものです。災害から身を守るため、ご自宅や職場がどのような場所か、ぜひ一度確認してください。
消防団の組織改正
地域防災の要として献身的に活動している消防団は、社会環境の大きな変遷などにより、団員数の確保が難しい状況が続いていることから、「我孫子市消防団組織改正基本計画」に基づき、将来を見据えた適正な規模で活力ある消防団体制を確保できるよう、組織の改正を進めています。
この改正によりこれまで受け継がれてきた長い歴史と伝統を継承しつつ、複雑多様化する災害などに対応していきます。
介護医療院の開設
我孫子市第9期介護保険事業計画・第10次高齢者保健福祉計画の施設整備計画に基づき、介護老人保健施設から転換した我孫子市で初めての介護医療院が、7月1日に平和台病院敷地内に開設されました。
施設の名称は「介護医療院エスペーロ」、入所定員は95名、開設者は「医療法人社団創造会」です。
介護医療院は、要介護者であって、主として長期にわたり療養が必要である者に対し、施設サービス計画に基づいて、療養上の管理、看護、医学的管理の下における介護及び機能訓練その他必要な医療並びに日常生活の支援を一体的に提供します。
県外医療機関での受給券適用の拡大
全国初の、都道府県の枠を超えた子ども医療費助成受給券の適用については、7月1日から「JAとりで総合医療センター」で開始しました。初日から入院の適用があり、外来に関しても日々使用されているとの報告を受けています。8月1日からは、「JAとりで総合医療センター」の周辺にある調剤薬局でも受給券が適用されるようになり、受診者は、近場で経済的負担がなく薬を受け取ることができるようになりました。
引き続き、本制度が利用できる県外医療機関を増やしていけるよう取り組んでいきます。
湖北小学校体育館再建事業
湖北小学校の体育館については、6月に解体工事を終え、現在、実施設計を進めているところです。できる限り早く新たな体育館を建設できるよう、取り組んでいきます。
また、引き続き多くの方々から励ましなどの温かいお言葉とともに多大な御寄附をいただいています。この場をお借りして御礼申し上げます。誠にありがとうございます。
学校におけるICTの効果的な活用
2学期から、児童・生徒が新しいタブレット型端末を1人1台ずつ使用できるよう、夏休み中に市内全小中学校へ配布しました。さらに、協働学習支援、AIドリル、英語4技能育成、心の健康観察などのソフトウェアを新たに導入しました。新しい端末と新たに導入した学習支援ソフトウェアを活用し、「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な推進をさらに充実していきます。
また、校務支援システムの入れ替えに伴い、保護者がスマートフォンなどのアプリを使って、学校からの連絡やアンケートを受け取れるほか、学校への欠席連絡などができるようになります。各小中学校のホームページについても9月中にリニューアルを行い、より分かりやすく学校の情報を伝えていくことで、保護者や地域、学校との連携強化を図ります。
校内教育支援センターの設置
市は、令和5年度から市内小中学校への校内教育支援センター設置を順次進めてきました。2学期からは、布佐小学校と第四小学校に新たに設置することとし、これにより全小中学校への配置が完了しました。
各学校にコーディネーターまたは指導員1名が常駐し、児童・生徒にとって安心できる環境づくりに取り組むとともに、担任教員や保護者、関係機関などと情報連携を図り、個別の相談や学習サポート等、個々に応じてきめ細かな支援・指導を行っています。
教室へ入ることが難しくなった児童・生徒が、校内教育支援センターを利用して活き活きとした生活を取り戻すなど、不登校対策の大きな機能を担っていることから、全校配置することで、児童・生徒が安心できる居場所や多様な学びの場を提供していきます。
中学校の休日部活動地域展開事業
千葉県から委託される実証事業として、令和6年9月から白山中学校の3部活動において休日の活動を「地域クラブ活動」として実施してきましたが、令和7年9月から、市内すべての中学校の各校1部活以上に拡大して実施します。
また、令和8年度からの全部活動を対象とした地域展開を見据え、地域クラブ活動全体を管理運営する体制の構築を図るため、NPO法人我孫子市スポーツ協会に地域クラブ活動の指導者管理などを含めた一部のクラブ運営を委託し、9月6日の活動から開始します。
令和8年度以降の部活動地域展開の本格実施に備え、持続可能な地域クラブの管理・運営体制を構築し、子どもたちのスポーツ・文化芸術活動に親しむ機会を確保できるよう進めていきます。
農産物直売所アンテナショップ跡地の活用
活用事業者による現時点での建築物の外観や屋外広告物、外構などの計画案について、景観アドバイザーへの相談を実施中です。現在、景観アドバイザーからの提案事項を集約しており、まとまり次第、活用事業者に送付して検討を依頼します。
手賀沼花火大会
8月2日に開催した手賀沼花火大会2025は、台風9号の影響が心配されましたが、無事に開催でき、我孫子会場に約20万人の来場があり、大いに賑わいました。
大会終了後は、我孫子駅の混雑緩和のため一時入場規制が行われましたが、大きな混乱もなく無事に終了することができました。
また、花火大会の開催に向けた募金や協賛金については、集計中ではありますが、市民や事業者の皆様から総額1,100万円を超える温かいご支援をいただくとともに、8月1日まで行ったガバメントクラウドファンディングにおいても、48万5千円の寄附をいただきました。
加えて、ふるさと納税の返礼品として、アビスタ屋上とけやきプラザの11階テラスに用意した特別観覧席にも、合計で310万円の寄附をいただきました。
開催にあたり協力をいただいたJR東日本や我孫子警察署などの関係各所、開催翌日の会場周辺のゴミ拾いに参加いただいたボランティアの方々に、この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました。
あびこカッパまつり
あびこカッパまつりは、8月30日に開催しました。カッパ音頭に合わせた大輪踊りや妖怪の仮装大会など、多くの方に来場いただき、大いに賑わいました。
新産業まつり
9月28日の開催に向けて、実行委員会において準備を進めています。
昨年度、会場で募集し決定した新たな産業まつりの名前を、当日発表しますので、楽しみにご来場ください。
ふれあいキャンプ場の冬季利用
これまで冬季の11月1日から翌年3月31日まではデイキャンプに利用を限定していましたが、キャンプ場利用者より冬季の宿泊利用に関する要望が多く寄せられていることから、この期間の宿泊キャンプ利用を可能にし、利用者の満足度向上と歳入の増加を図っていきます。
ジャパンバードフェスティバルと鳥の体験型装置設置事業クラウドファンディング
ジャパンバードフェスティバル2025は、11月1日と2日に、手賀沼親水広場・水の館やアビスタ、鳥の博物館などを会場として開催します。
このイベントは2001年に始まり、今年で25周年の節目の年を迎えます。
各会場では、NPO・市民団体・行政・学生などによる鳥に関する研究・活動の発表、鳥の彫刻・絵画・写真展、バードウォッチングやスタンプラリーなどを行います。鳥に関する学術的な話を聞ける「鳥学講座」や、関東近県の小・中・高校生が研究の成果を発表する「環境学会」も開催します。
また、プレイベントとして、市民プラザギャラリーで10月3日から6日にかけて内山春雄さんのバードカービング展示などを開催するほか、25周年を記念し、手賀沼親水広場に記念樹を植えるイベントも予定しています。
今年も市民の皆様はもとより、全国・海外から多くの方に参加いただき、活発に交流し、自然環境の大切さを感じていただきたいと思います。
さらに、ジャパンバードフェスティバルの開催にあわせ、鳥の博物館では、身近な鳥の鳴き声や特徴を学べる体験型の装置を導入するためのクラウドファンディングを実施します。実施期間は10月1日から11月28日で、協力いただいた方には、装置導入後、鳥の博物館の館内ガイドツアーやバックヤードツアーに参加いただくことを検討しています。
鉄道の輸送力と利便性向上
毎回好評をいただいている「B.B.BASE手賀沼」は、10月4日、5日に秋の運行が予定されており、春とは違った手賀沼周辺の景色を楽しんでいただけます。特産品等の配付、ゆるキャラによるお出迎えなど、参加者へのおもてなしを通して、成田線沿線自治体の魅力をPRしていきます。
JR東日本首都圏本部と連携した常磐線沿線活性化事業では、10月17日、18日に日暮里駅で開催される「観光キャラバン」への参加を通じて、駅を利用される方々に、我孫子市及び沿線自治体の魅力をPRしていきます。
また、7月9日にJR東日本首都圏本部に対して、成田線の増発や接続改善、成田空港へのアクセス向上などの利便性向上を軸とした要望活動を行いました。
今後もより多くの皆様にご乗車いただけるよう、引き続きJR東日本首都圏本部及び千葉支社と連携し、訪れる方々へあびこの魅力を積極的に発信することで、沿線の更なる活性化に取り組んでいきます。
地域公共交通計画の策定
現在、策定を進めている我孫子市地域公共交通計画については、5月16日から6月15日の期間でパブリックコメントを実施し、6名の方から34件のご意見をいただきました。
なお、6月中の策定を予定していましたが、6月26日に開催した地域公共交通協議会における審議を踏まえ、引き続き協議会での十分な審議が必要と判断したことから、策定期日を延長することとしました。
今後、地域公共交通協議会の審議を経て、計画がまとまり次第、広報やホームページでお知らせします。
布佐ルート実証運行バス
「布佐ルート実証運行バス」の運賃改定については、6月26日に開催した地域公共交通会議運賃分科会において承認されました。10月1日から、布佐上町を通る一部ルート変更に合わせて、大人初乗り運賃170円をあびバスと同額の200円に値上げし、初乗り以外の運賃も一律30円値上げします。
また、障害者を介助するために同乗する介助者1名の運賃を半額とします。
今後も、地域に親しまれるバスの運行に努めていきますので、引き続きのご利用をお願いします。
道路の整備・改良
下ヶ戸・中里線等道路改良事業については、湖北台側の一部区間の暫定供用設計及び道路改良工事が完成し、道路の供用を開始しました。
現在、残りの区間の整備に向けて、関係機関との協議を行っています。協議が概ね整いましたら用地測量を行うとともに、地権者などに対して説明会を行っていく予定です。
並木小学校の通学路歩道整備については、8月中に歩道の拡幅整備が完了し、9月中には車道の舗装工事や安全施設設置工事を含むすべての工事が完了する予定です。
水道料金の改定
水道事業の運営にあたっては、将来にわたって安全で安心な水道水を供給していくため、令和6年3月29日に「我孫子市水道料金改定計画(案)」について、水道事業運営審議会に対し、意見を求める諮問を行い、令和7年5月30日に同審議会から答申を受けました。水道事業は、浄水場施設及び管路施設の整備や更新、耐震化などに多額の費用を要する一方で、近年の人口減少や節水器具の普及による水需要の減少が見込まれています。現在の料金水準を維持した場合、令和12年度には資金不足となり、事業運営が困難になることが想定されます。
このような状況を踏まえ、水道料金の改定が必要であるとの結論に至ったことから、令和8年4月から改定を予定しています。
資源化施設整備事業
3月に入札不調となっていた旧クリーンセンター解体及び土壌汚染対策工事については、5月23日に再公告を行い、工事事業者が決定しました。8月4日に仮契約を締結し、9月30日から工事を開始する予定です。
リサイクルセンター整備については、事業者を選定するにあたり適切な事業内容の設定や、契約などの発注手続きに関して支援を行う発注支援業務委託の事業者が6月30日に一般競争入札により決定しました。
今後は、要求水準書などの発注関係図書の作成や整備運営事業者の選定方法について、学識経験者を中心に構成する我孫子市リサイクルセンター整備運営事業者選定委員会にて審議を行い、令和8年度中の事業者決定を目指して選定を進めていきます。
五本松運動広場の整備
総合評価一般競争入札による事業者選定を行うため、8月18日に開催した「五本松運動広場整備事業者選定委員会」において、4グループから提出された提案についてヒアリングを行い、技術評価点及び価格点の審査を行いました。
今後は、選定委員会からの報告を基に、落札者を決定し、速やかに運動広場の整備に着手できるよう進めていきます。
手賀沼エコマラソン
10月26日に「よみがえる手賀沼 さわやかに走ろう!」をスローガンに第31回手賀沼エコマラソンを開催します。新型コロナの影響を受け、参加者数が年々減少傾向にありましたが、令和7年度は全国から約9,200人のランナーの参加申し込みがあり、コロナ以前の参加者数に回復しつつあります。
また、昨年、大変好評だった5マイルレースを今年も実施するほか、ゲストランナーとして、東京2025世界陸上に女子マラソン日本代表選手として選出されている積水化学の佐藤早也伽さんに参加いただく予定となっています。
今大会の運営を滞りなく行い、地域住民の皆様をはじめ、大会参加者や応援に訪れる方々が安全かつ安心して参加いただけるよう、柏市、関係者と共に準備を進めていきます。
手賀沼チームラン・キッズランうなきちカップ
11月29日に、手賀沼親水広場を舞台に手賀沼チームラン・キッズランうなきちカップを開催します。
アップダウンが少ない1周800メートルのコース設定により、子どもから大人まで幅広い世代の方に参加いただき、仲間や家族で一緒に楽しめるスポーツイベントとなっています。
当日は、キッチンカーなどの出店も行い、参加者に限らず応援に来る方にも魅力ある大会にするとともに、手賀沼周辺の賑わいづくりにつながるよう準備を進めていきます。
ミニ移動図書館めるへん号導入事業
図書館では、令和8年1月に運行開始予定の「ミニ移動図書館めるへん号」のキャッチフレーズを、市内小中学生を対象に募集し、44件の応募がありました。その中から6件を教育委員会で選定し、9月12日まで市内小中学生や市民の方に、最もふさわしいと思うキャッチフレーズに投票いただき、9月中に決定する予定です。
決定したキャッチフレーズは、めるへん文庫の表紙絵とともに車体にラッピングし、PRしていきます。
平和事業
令和7年は、広島、長崎への原爆投下、そして終戦から80年の節目を迎えました。戦争や原爆の被害を直接語れる方が少なくなる中、平和の尊さを次の世代へ伝えていくため、市では平和事業を推進しています。
平成17年度から継続している中学生派遣事業では、今年も8月5日から7日の3日間、市内中学生の代表者15名を広島へ派遣しました。現地では、平和記念式典への参列や、被爆体験講話の聴講、全国から集まった学生との意見交換などの活動を通して、原爆がもたらした被害や平和の大切さを学んでもらいました。派遣後の8月16日には、我孫子市平和祈念式典で派遣の報告を行い、多くの参列者とともに力強く平和都市を宣言しました。
式典後、戦後80年・我孫子市平和都市宣言40年記念事業として実施した「あびこ平和の日 伝える・祈る・つなぐ」では、我孫子市平和事業推進市民会議が中心となり、被爆体験伝承者の講話やとうろう作りなどの催しが行われ、幅広い世代が平和について考える1日となりました。
派遣中学生には、今後も、12月14日に開催する「平和の集い」での派遣報告、そして、市内小学校で実施するリレー講座などで、平和への思いを伝えてもらいます。
また、8月9日は、長崎の被爆80年の節目として、世界の8,500を超える都市で構成する平和首長会議の総会が長崎市で開催され、私も参加してきました。
「平和文化の振興」に関するグループワークでは、「若者の参画」をテーマとしたグループに参加し、我孫子市の「リレー講座」をはじめとした取り組みを紹介するとともに、派遣中学生の平和活動の継続には、リレー講座の講師を担うなど、いかに自主的な活動を促していくことが重要かについて、発信してきました。
今後も平和首長会議と歩調を合わせながら、核兵器廃絶と世界の恒久平和の実現に向けて取り組んでいきます。
シティプロモーションの推進
シティプロモーションの推進では、10月から令和8年3月まで、国内最大級の不動産情報サイト「SUUMO」を使ったネット広告で市をPRし、移住を検討している方が市内全域の物件情報に気軽にアクセスできるよう、情報発信します。
移住者のインタビューを交えながら、地域の特徴を具体的にわかりやすくPRすることで、若い子育て世代の幅広いニーズに合った市内の移住先を見つけやすくします。
また、ネット広告配信中の10月と11月の2回連続で、都心の約5,200オフィスで配布されている、働く女性向けフリーペーパー「シティリビング東京」の紙面でも、移住PR広告を掲載します。
特に、11月号では初めて、市内東部エリアに特化したJR成田線沿線の住宅地の魅力を発信します。紙面では、駅に近く、広い戸建てが家計に無理なく実現できることや、自然環境の良さに加えて、子育てしやすいバランスのとれた住宅地としての魅力をアピールします。
今後も新たな転入者の獲得に向けて、ネットや情報紙などを組み合わせ、移住PRを効果的に推進していきます。
地域コミュニティ活性化の推進
若い世代がまちづくりへ主体的に関わり、市民活動の活性化につなげるため、市民活動推進基金を活用し、10月1日から助成金交付制度を開始します。
この制度は、高校生や大学生などを対象者とし、対象者が市民活動へ参画した際に、団体が負担した実費相当分のうち、1人につき3千円を上限に助成します。また、市民活動団体が若い世代による新たな活動の企画提案に取り組む場合は10万円を上限に、さらに、若い世代が団体を立ち上げて活動を始める場合は、経費の一部として100万円を上限に助成します。
制度開始にあたっては、若い世代がまちづくりへ参画する意識を高め、市民活動の活性化につながるよう、市内2大学に対し周知するほか、広報やホームページ、SNSなどを活用し、広く市民や市民活動団体へ周知していきます。
市役所の窓口開庁時間の短縮
本庁舎、我孫子行政サービスセンターを除く各行政サービスセンター、分館、東別館の窓口において、開庁時間を1時間短縮し、午前9時から午後4時30分までとする試行運用を令和8年1月5日から開始します。
窓口対応の準備や後処理のための時間外勤務を前提とした労働形態を見直し、職員の時間外勤務の常態化を解消することで、経費の削減や職員の働き方改革の推進を図ります。
また、窓口対応をする時間とそれ以外の時間を切り分け、性質の異なる業務に集中して取り組むことで業務の効率性を高めるとともに、職員同士の打合せや課題を共有する時間を確保することで業務改善を実施し、市民サービスの向上につなげていきます。
試行運用期間中に課題を抽出し、解決策を検討した後に、本格運用に移行します。
