下水道管路の全国特別重点調査
令和7年1月28日に埼玉県八潮市において下水道管の破損に起因すると考えられる大規模な道路陥没が発生したことに伴い、令和7年3月18日に国土交通省より事務連絡「下水道管路の全国特別重点調査について(依頼)」が発出されました。この事務連絡において調査対象とされた管路について、特別重点調査を実施します。
下水道管路の全国特別重点調査の概要
調査対象:内径2,000mm以上かつ平成6年度以前に設置された下水道管路
報告期限:優先実施箇所(注記)は令和7年夏頃まで、その他の箇所は令和8年2月末までに調査結果を国土交通省へ報告する
調査手法:潜行目視またはドローン・テレビカメラ等による調査
優先実施箇所は打音調査等により詳細調査を実施
調査の結果、緊急度がIまたはIIと判定された箇所は、路面下空洞調査または簡易な貫入試験または管路内から空洞調査を実施
注記:優先実施箇所
- 八潮市の陥没現場と類似条件の箇所
- 構造的に腐食しやすい箇所、又は過去に腐食が確認され未対策の箇所
- 緊急輸送道路で下水道起因の陥没履歴がある箇所
- 沈砂池の堆積土砂が顕著に増加した処理場・ポンプ場につながる管路
下水道管路の全国特別重点調査の概要
調査期間
管路内の目視による調査:令和7年8月~11月(予定)
対象施設
我孫子市が管理する優先実施に該当する管路はないため、その他の箇所について特別重点調査を実施します。
なお、該当する管路は雨水施設のみとなり、汚水施設について対象はありません。
特別重点調査(雨水施設) | 延長 |
---|---|
内径2,000mm以上かつ平成6年度以前に設置された下水道管路 |
2,780メートル |
特別重点調査対象管路 位置図
調査内容
目視による調査
管渠内に調査員が入り、管種、管径、管路施設の布設状況、土砂等の堆積状況、管の破損、継手部の不良、管壁のクラック、取付管口、管のたるみ・蛇行、取付管の突き出し、油脂の付着、木の根の侵入、浸入水等の異常の程度を確認し、緊急度を判定します。
調査イメージ
調査結果
令和8年2月末までに国土交通省へ調査結果を報告します。
調査結果の公表については、国土交通省の公表にあわせてお知らせします。
関連リンク
国土交通省「有識者委員会の提言を踏まえ「下水道管路の全国特別重点調査」の実施を要請します」(外部サイト)
